インターネット回線の種類

スマホの利用頻度が増えてきて、最近は通信量オーバーすることが増えてきたんです・・・。
なので、新たなインターネット回線の契約を考えたいのですが、全く知識が無いのです・・・。

それなら、インターネット回線選びに失敗しないためにも、回線選びの基礎知識を知っておくのが良いので、最低限理解しておくべき「インターネット回線の種類」を説明しておきますね。

インターネット回線は、時代とともに変わってきてます。インターネットが普及しはじめた頃は、ダイヤルアップ回線といって、電話回線を使ってインターネットに接続していた時代もありました。

インターネット回線を選ぶ前に、現在どのようなインターネット回線があるのかを整理します。インターネット回線初心者向けの内容になっているので、初歩的なことは理解している方は、読み飛ばしてもらっても大丈夫です。

インターネット回線は、大別すると「固定回線」と「モバイル回線」

インターネット回線は、大別すると2種類あります。

主に自宅やオフィスで使用することの多い「固定回線」と、主に外出先で使用する「モバイル回線」です。

固定回線

固定回線 自宅やオフィスなど、インターネットを接続できる場所が固定される回線。宅外から宅内へは、有線で回線を物理的に繋ぐ必要があります。物件によっては、工事を伴う場合もある点は考慮しましょう。
モバイル回線と比較して、通信速度は速く安定する傾向にあります。また、通信量制限が無い回線が一般的であるため、動画など大容量の通信を必要とする用途に向いています。
固定回線であっても、Wi-Fiルーターという機器を使えば、電波の届く範囲内では無線でインターネットに繋ぐことができます。

モバイル回線

モバイル回線 電波が届く場所なら、どこでもインターネットに接続することができます。固定回線のように有線で回線を繋ぐ必要が無いため、工事が不要で導入の敷居は低くなります
固定回線と比較して、通信速度は控えめで、通信量制限があるのが一般的です。みなさんが使っているスマホも、屋外ではこのモバイル回線を使ってインターネットに繋いでいるケースが大半ですね。

固定回線の種類

固定回線

現在、主要な固定回線は、2種類となります。

固定回線の主流となっており、よくCMなどでも目にすることが多い「光回線」と、有線でのテレビ放送サービスであるケーブルテレビ回線を利用した「CATV回線」となりますね。

ちなみに、「ADSL」という、従来の電話回線を使ったインターネット回線もあります。しかし、今となっては通信速度も相対的に遅く、NTT系のADSLは2023年1月、ソフトバンク系のADSLは2024年3月でサービス提供終了が決まっております。今後、新規でADSL回線の導入は選択肢に入らないため、以下の固定回線の種類からは除外しました。

光回線

光回線

光回線の特徴は、なんといっても通信速度の速さです。

光回線の通信速度がなぜ速いのか、という技術的な説明は、ここでは割愛しますが、次章で説明しているCATV回線と比較して、圧倒的な通信速度を持っています。

インターネット回線を利用するにあたり、通信速度は速いに越したことはないですよね。現在、各社から提供されている光回線の一般的な通信速度は、1Gbps~です。もちろん、この数値は理論値であり、実際にこの速度が出せることは、ほぼ無いのですが、光回線を契約しておけば、動画サービスをはじめ、どのようなインターネットコンテンツもストレス無く使えます。

固定回線の契約をこれから検討する方は、ほぼ光回線が第一候補になると考えていただいて良いです。

光回線を導入するにあたり、まず知っておくべきことは、以下の3点です。

光回線検討時に調べる事項

  1. 光回線サービス提供エリアであるか
  2. 住居が光回線に対応しているか
  3. 住居が対応していない場合の工事

光回線サービス提供エリアであるか

光回線を提供している回線事業者は複数ありますが、サービス提供エリアが一番広いのはNTTのフレッツ光で、全国9割以上のエリアをカバーしています。NTT以外の光回線事業者は、各地域の事業者が運営していることもあり、エリアが限定されているケースも多いです。

どの事業者でも、WEBサイトなどでサービス提供エリアを調べることが出来るので、候補の回線事業者を選ぶ際は、まず光回線サービス提供エリアであるかを調べることから始めてください。

住居が光回線に対応しているか

住んでる住居が光回線に対応しているかも知っておく必要があります。

ここで言う、「光回線に対応」とは、以下の2つの意味があります。

「住居が光回線に対応している」とは

  1. 物件(建物)まで、光回線が引き込まれているか
  2. 物件(建物)内で、各住戸まで回線が敷設されているか

1で記載している、物件まで光回線が引き込まれていない場合は、電柱などから物件まで光回線を引き込む工事が必要となります。

既に物件まで光回線が引き込まれている状況なら、次は物件内で各住戸へ回線を敷設する工事が必要かどうかも確認してください。

住居が対応していない場合の工事

回線工事

前項の「住居が光回線に対応していない場合」は、1と2両方、あるいは、1か2どちらかの工事が必要となります。

前項1の光回線を物件まで引き込む工事は、一戸建て住宅とマンションなどの集合住宅では工事内容が異なり、賃貸物件の場合は、原則、物件オーナーの許可が必要となるので注意が必要です。比較的新しい物件の場合は、既に光回線が住居まで敷設されていることが多いと思いますが、賃貸物件にお住まいの方で、住居まで回線が来ているかが分からないなら、不動産会社や物件オーナーに確認してみましょう。回線事業者が情報を既に持っている場合もあります。

前項の1がクリアできれば、2の物件内で各住戸まで回線敷設がされているかを確認する必要があります。

一戸建て物件の場合は、回線工事を行うことが問題になることは滅多にないと思いますが、集合住宅の場合は、物件まで引き込んだ光回線を各住戸まで分配するインフラが必要になります。比較的新しい物件なら、最初から各住戸への回線が敷設されていることが多く、その場合は2の工事は原則不要です。

しかし、対応していない物件の場合は、回線を各住戸へ敷設する必要が出てきます。各住戸へ回線を敷設する方法は、複数の方式があるため、物理的に対応ができない、ということは少ないですが、物件の共有部・専有部での工事を伴うため、分譲物件なら管理組合、賃貸物件なら物件オーナーや不動産会社から承認を取る必要がある点は注意しましょう。

「Mbps」「Gbps」とは?

通信速度を表す単位。1秒間で送ることができるデータ量を表します。
「bps」とは「bit per second」の略で、1秒間に送ることができるビット(データの単位)のことです。
例えば、現在の光回線の標準的な速度である「1Gbps」は、CATV回線の速度が仮に「100Mbps」とすれば、10倍の速度ということになりますね。







CATV回線(ケーブルテレビ)

ケーブル

CATV回線は、テレビを見るための回線をインターネット回線としても利用しています。つまり、家庭までケーブルが繋がっているため、ケーブルテレビ事業者がインターネット接続サービスを提供するケースが多いのです。

現在主流の光回線は、今でこそ利用可能エリアが全国に広がりましたが、以前は光回線のインフラが整っていなかったので、利用エリアに制限があったり、利用可能エリアであっても、建物まで光ケーブルを引き込むための工事が必要になるケースが多かったのです。

一方のCATV回線は、既にケーブルテレビ用として家庭までケーブルが敷設されている場合、そのケーブルをインターネット回線にも利用することができるので、まさに一石二鳥。インターネット回線のベースになるインフラが既に家庭まで引かれているため、大規模なインフラ工事も不要なので、契約者数を徐々に増やしてきました。

しかしながら、光回線が普及した現在は、回線速度において、光回線と大きな差が出てしまい、これから新規契約する固定回線イコールほぼ光回線、となっているのが現状です。

理論上の回線速度は、CATV回線が100Mbps~300Mbps程度。一方の光回線は1Gbps~2Gbpsが中心になってます。通信速度面でCATV回線は、光回線の1/10~1/3程度と大きく差が出てしまっているのです。

CATV回線の通信速度が光回線と比べて遅い理由は、各家庭まで接続するケーブルの種類が同軸ケーブルであるからです。同軸ケーブルとは、金属を絶縁体で巻いたケーブルで、身近なものだと、テレビのアンテナ線が該当します。この同軸ケーブルが通信速度の向上を頭打ちにしてしまっているのです。

現在、インターネットで提供されるサービスは、You Tubeなど動画を中心としたリッチコンテンツが主流になっているため、より速い通信速度が求められるようになってきています

このような時代背景もあり、光回線が固定回線の主流となり、光回線の契約回線数は増え続けているのに対して、CATVの契約回線数は徐々に減ってきているのが現状です。

※ケーブルテレビ事業者が光回線を提供しているケースもあるので、CATV事業者が提供している回線が全てCATV回線ということではありません。ここで「CATV回線」と記載しているものは、あくまでもケーブルテレビインフラを用いたインターネット回線サービスのことを指しております。

固定回線の契約数の推移

光回線(FTTH)の契約数は増え続けており、2020年3月は4,120万契約に対し、CATV回線は2018年3月をピークに減少が続き、2020年3月は671万契約となっている。 

モバイル回線の種類

モバイル回線

モバイル回線は、多くの事業者がサービス提供していますが、回線の種類で大別すると、「4G/5G回線」「WiMAX回線」、そして最近サービスが増えてきた「クラウドWi-Fi」の3種類となります。

「4G/5G回線」は、皆さんが使っているスマホのキャリアであるNTTドコモやau、ソフトバンクなど大手キャリアを中心に提供するネット回線です。これら大手キャリアより安い料金で使用ができ、徐々にシェアを伸ばしているMVNO、いわゆる格安SIMも、4G/5G回線となります。(5Gは、サービスが始まったばかりで、MVNOでのサービス提供は今後本格化が期待されます。)

一方、TVコマーシャルなどでも良く耳にする「WiMAX回線」も、モバイル回線の1種です。

そして、「クラウドWi-Fi」は、新しいモバイル回線の提供形態として、色々と話題になりました。

モバイル回線は、固定回線の光回線にある「工事」の必要がなく、「モバイル回線」という名称の通り、基本自由に持ち歩くことができ、お手軽に使えることが一番のメリットです。

スマートフォンをはじめ、モバイルWi-Fiやホームルーターなど、色々な用途で使用されているモバイル回線ですが、これら回線の違いは、意外と理解していない方も多いかもしれません。モバイル回線は、使用用途で回線を比較検討する必要がありますので、まずは、それぞれの回線の基本について理解しましょう。

なお、4G回線とWiMAX回線の理論上の最大通信速度は、どちらも約1,200Mbps(回線や契約内容により異なる)となりますが、「最大通信速度」で両回線を比較することは、この記事内では控えました。(実際の通信速度は、使用エリアや契約、使用機器、時間帯で大きく差が出るため、単純な通信速度で比較すべきではないと考えるため。)

4G回線(5G)

iPhone

4G回線は、LTE回線と呼ぶ場合もありますが、厳密には少し異なります。しかし、この記事では同義として4G回線と呼ぶことにします。4Gの後継規格である5G回線サービスも徐々に開始され始めましたが、まだ実用域には至っていないので、この記事では4G回線をメインに考えてください。

4G回線は、みなさんが使っているスマホのキャリアであるNTTドコモやau、ソフトバンクなど大手キャリアが提供している回線として有名です。これらの大手キャリアから、通信回線を借り受けて安い価格で4G回線サービスを提供しているのがMVNO、いわゆる「格安SIM」と呼ばれる事業者です。

スマホ以外にも、ポケットWi-Fiの回線としても使用されることが多い4G回線の主な特徴は以下の通りです。

4G回線の特徴

  1. 対応エリアが広い
  2. 電波の繋がりやすさ
  3. 通信量制限がある

対応エリアが広い

電波塔

大手キャリアが力を入れてサービス対象エリアを拡大してきたこともあり、対象エリアが広いことは4G回線の特徴です。一昔前は、キャリアによってエリアの差を感じることもありましたが、今はキャリア間での差を感じることは少くなりましたね。特に山間部であっても、しっかりと電波を拾うことができるまで、エリアを着実に広げてきた結果ですね。

電波の繋がりやすさ

4G回線が使用する電波は、プラチナバンドと呼ばれる700Mz~900Mhzを中心とした、とても効率の良い周波数帯です。

プラチナバンドは、WiMAXが使う周波数帯より低い帯域を使用しています。この周波数帯は、電波の届きが良いだけでなく、障害物に対しても強いため、安定した通信ができるのがメリット。

建物の中でも安定した通信ができるのは、4G回線の強みのひとつです。

通信量制限がある

スマホを使い過ぎると、通信量制限を超えて速度制限がかかる「パケ死」を経験した方も多いのではないですか?

一部例外サービスを除き、4G回線には通信量制限があります。月の契約通信量を超えると、高速通信が出来なくなり、通信速度制限がかかる仕組みになっていることは、みなさんもご存知ですよね。動画などファイル容量の多いインターネットサービスが増えてきたことにより、特定の方が過度に通信回線を圧迫することへの対策として、通信量制限を導入したのでしょう。スマホが今のように普及する前は、通信量制限の考えは無かったので、使い放題ができた時代が懐かしいです。

WiMAX回線

WiMAX端末

WiMAX回線、厳密には、現在提供されているのは、WiMAXの後継サービスである「WiMAX 2+」なのですが、この記事ではWiMAXと呼ぶことにします。

WiMAXは、通信規格のひとつであり、モバイルルーターやホームルーター用途として使われることが多いです。その理由は、4G回線のネックである通信量制限を設定していないためです。(厳密には3日間で10GBの通信量制限がある。)

自宅で使う固定回線の代わりとして、WiMAX回線を使用したホームルーターを利用する方も多いのではないでしょうか。

モバイル回線の候補のひとつであるWiMAX回線の主な特徴は以下の通りです。

WiMAX回線の特徴

  1. 通信量制限が無い(実質は10GB/3日)
  2. 4G回線と比較して、繋がりにくいエリアがある
  3. auの4G回線と併用することが出来、電波が繋がらない心配を解消できる

通信量制限が無い

WiMAXを選ぶ理由で一番の決め手になる特徴は、通信量制限が無いことでしょう。4G回線では、月に使う通信量に応じたプランが用意されており、契約した通信量を気にしながらインターネットを使う必要があるため、精神衛生上もよろしくないですからね。

WiMAXでは、この通信量制限を、基本、気にする必要がないのです。

「基本」と書いたのは、3日間で10GBの通信量制限があるためです。この通信量制限に該当した場合、翌日の18時~2時頃までの間、概ね1Mbpsの通信速度制限がかかります。この通信速度がかかる時間帯が「18時~2時頃」までということは、日中の使用がメインであるビジネス用途あれば、通信速度制限に該当しても、速度制限の影響が少ない、と考えることもできますね。

加えて、この通信速度制限時の「1Mbps」は、4G回線の通信制限と比較すると良心的な通信速度です。大手キャリアの4G回線通信速度制限時は、通常「128Kbps」であるのに対して、WiMAXの通信速度制限時の回線速度は「1Mbps」となり、You Tube動画も低画質であれば視聴できる速度です。(あくまで、理論上の通信速度のため、実際にはもっと低い通信速度になることもある点は、予め覚悟が必要です。)

ちなみに、10GBの通信量目安としては、You Tube動画を高画質(HD)なら約16時間、標準画質(SD)なら約47時間視聴できる通信量です。日中働いているサラリーマンが仕事では使わない前提なら、全く問題ない通信量ですよね?

4G回線と比較して、繋がりにくいエリアがある

WiMAXのサービス対象エリアについては、4G回線のメリットである対応エリアの広さと、電波の繋がりやすさと比較して、不利になる点です。固定回線の代わりとして、自宅メインで安定した通信ができるエリアなら問題になりませんが、モバイル回線として、持ち歩きメインで使用し、屋内や山間部などでも使用する機会が多いような方は、使用可能エリアの面では、使えない場面も出てくるでしょう。

このような心配をする方も多いため、WiMAX回線を提供しているUQ WiMAXでは、15日間無料で回線と端末をレンタルできるサービスを用意しているんだ。普段使用する場所の通信状況を契約前に確認できるので、安心して契約できますね。

auの4G回線と併用することが出来、電波が繋がらない心配を解消できる

WiMAXの通信可能エリアは、上記の通り4G回線と比較すると、繋がらないエリアが多くなってしまうことへの対策として、auの4G回線を併用することができるLTEオプションが用意されています。

このオプションを利用することにより、auの4G回線も使うことができるので、インターネットに繋がらない、という心配から解消されます。このLTEオプションは、契約事業者により価格が異なりますが、条件によってはオプション料がかからない契約もあります。当サイトでオススメしている「So-net WiMAX」なら、このオプション(ハイスピードプラスエリアモード)費用も発生しません。詳しくは、以下のバナーをご覧ください。



クラウドWi-Fi

クラウドWi-Fi

クラウドWi-Fiは、従来のモバイル回線とは、ちょっと考え方が異なる新しいコンセプトで作り出された回線です。

従来のモバイル回線は、特定のキャリア(例:NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)と契約をして、契約したキャリアの回線を利用することが前提です。

しかし、クラウドWi-Fiは、インターネットの接続に、特定の1社のキャリア回線をSIMカードを使うのではなく、クラウドサーバー上で管理された日本と世界の複数キャリアのSIMカードを使ってインターネットに接続します。

一つの契約で、日本では3大キャリアの回線が使えたり通信量無制限や大容量でも価格が抑えらたプランが用意されています。また、SIMカードの入れ替えをせずに海外でも利用ができたりもします。

そのような新しいコンセプトのクラウドWi-Fiの主な特徴は以下の通りです。

クラウドWi-Fiの特徴

  1. 通信量は無制限や、大容量が前提
  2. 国内3大キャリアの回線が使える
  3. 海外でも、そのまま利用できる
  4. 完全通信量無制限のサービス提供で問題も・・・

通信量は無制限や、大容量が前提

通信量増大

クラウドWi-Fiは、完全通信量無制限のモバイルWi-Fiを売りに2019年にサービスを開始して、一躍有名になりました。

WiMAXも3日間で10GBという通信量制限があるため、通信量完全無制限のモバイル回線が低価格で提供されるということで、クラウドWi-Fiの登場は話題になりました

しかしながら、度重なる通信不具合の発生と、その対応不備により、完全通信量無制限のサービス提供は難しい状況となり、現在は完全無制限のプランは、ほぼ姿を消して、低価格大容量プランを売りにする事業者が大半を占めるようになっております。

問題になった通信不具合については、後の項で触れます。

国内3大キャリアの回線が使える

3大キャリア

クラウドWi-Fiは、特定のキャリアの回線に縛られることなく、国内では3大キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)の全ての回線をひとつの契約で使用することができます

この仕組みは、「クラウドWi-Fi」という名称にもあるように、特定のキャリアのSIMを端末に差して利用するのではなく、クラウドサーバーで管理された各キャリアのSIMを、契約者が共有する形態になっています。

契約者のメリットとしては、キャリアに縛られることなく、あるキャリアでは通信圏外だけど、別のキャリアが通信圏内なら通信が可能になります。つまり、3大キャリアのエリアを全て利用することができるので、結果的には通信可能エリアが拡がることになります。

海外でも、そのまま利用できる

ワールドワイド

事業者側が海外各国の通信事業者のSIMカードも、クラウドサーバーで管理しているため、海外でもそのまま使用することができます。

通常は、海外用のSIMカードと差し替えたり、海外用のWi-Fiルーターをレンタルする必要がありますが、クラウドWi-Fi用ルーターは、海外でもそのまま使えるのがメリットです。

海外で利用する場合は、原則、別途料金が発生しますが、使った日数分だけが課金対象になるので経済的です。海外旅行の時に、国内の空港で海外用Wi-Fiルーターをレンタルする方も多いと思いますが、レンタルした日数分の費用を支払う必要があるのに対して、クラウドWi-Fiだと現地で使った日数分だけで済むので、無駄な費用を抑えることができるのもメリットですね。

完全通信量無制限のサービス提供で問題も・・・

問題発生

完全通信量無制限のサービスを提供するビジネスモデルが人気になり、クラウドWi-Fiを利用するユーザーはサービスが開始されて、一気に増えました。

しかし、2020年になってから、ある事業者のサービスにおいて「通信ができない」「回線に繋がらない」「通信が異常に遅い」という通信障害クレームが急増したのです。

クラウド上で管理している特定の回線の通信量が容量制限に達した結果、速度制限が生じてしまったことがきっかけで通信障害が発生したことが原因のようです。容量制限に達することを想定して、複数の回線を予め準備されていたものの、空いている回線にトラフィックを切り替えて、利用者に回線を割り当てる仕組みが上手く機能しなかったことが原因で、「インターネットに繋がらない」「回線速度が異常に遅い」という大クレームに繋がりました。また、そもそも準備していた回線容量にも不足があったことも原因にあったようです。

このような通信障害が発生したことに対して、Wi-Fiルーターの再起動やリセットをユーザー側に求めたり、回線復旧宣言を出したにも関わらず、度重なる通信障害が発生する顛末に。

利用者に対しては、料金の減額や契約違約金の免除などの措置をとりながらも、通信障害が頻発し、サービスの新規受付を一時停止することになりました。そして、完全通信量無制限プランの提供は終了となり、代替プランの提供を行うことになったんだ。

このような経緯もあり、クラウドWi-Fiサービスを提供する各社は、完全通信量無制限のプランを見直して、なんらかの制限を設けたサービスに変更してサービスを提供するようになりました。

クラウドWi-Fiは、新しいコンセプトで作り出されたサービスとして、色々な問題が発生したことは事実です。しかし、サービスコンセプトは斬新で、通信品質も現在は改善に向かっており、複数キャリア回線が利用でき、低価格、大容量通信が可能な新しいモバイル回線の形態として、今後の発展が期待されるサービスですね。

固定回線とモバイル回線の比較

ここまで紹介した固定回線モバイル回線特徴を踏まえた比較表です。各回線の相対的な比較であるため、あくまで参考程度として見てください。

実際には、各回線でも多くの事業者からサービスが提供されているため、回線選びをする時には、各事業者ごとに詳細を比較する必要があります。今回紹介した4つの回線の特徴は、回線選びをおこなううえで、最低限知っておくべき基本事項なので、ぜひ理解を深めていただけますことをオススメします。

回線種別 回線 通信速度 回線工事 データ量制限 屋内使用 屋外使用 利用料金
固定 ×
CATV *1 × 安~中
モバイル 4G 安~中
WiMAX *2 安~中
クラウド
Wi-Fi
*2 安~中

*1 既にケーブルテレビの配線が宅内まで来ている場合
*2 一部条件付き

まとめ ~インターネット回線の種類~

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この記事では、インターネット回線選びをするうえでの必要最低限知っておきたい基礎知識として、各回線の種類と特徴をまとめてみました。

まずは、それぞれの回線の特徴を理解したうえで、自分にとって、どの回線が候補になるのかを検討するために必要な基礎知識となります。

具体的に回線を選ぶ際は、どの回線の種類にするのかを決めてから、沢山あるインターネット回線事業者のサービスや価格を比較していくことになります。

インターネット回線選びのお手伝いができるよう、記事を増やしていきますので、定期的に当サイト「便利モノチャンネル ネット回線部」を訪問してください。



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