インターネット回線選び ~9つのポイント~

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インターネット回線を選ぶ時は、何をチェックすれば良いのですかー?

では、チェックすべき9つのポイントを教えましょう。

この記事では、インターネット回線選びを行うにあたり、着目する9つのポイントを簡潔に解説します。

インターネット回線選びで着目する9つのポイント

  1. サービス提供エリア → まず確認する必要があるポイント
  2. 通信速度・通信量制限 → インターネットを利用するスタイルを考慮
  3. 月額利用料金  重要!
  4. スマホセット割引  重要!
  5. 端末費用
  6. 工事費用
  7. 解約違約金
  8. 契約事務手数料
  9. キャッシュバック  適用条件に注意

「1」と「2」はサービス面、それ以外は費用面での着目ポイントとなります。

インターネット回線選びの基本となる「1」サービス提供エリアと、「2」通信速度・通信量制限は、以下の当サイトの「基礎知識」カテゴリーの記事を参考に、ご自身に合った回線を検討してみてください。

あとは、費用面となる「3」~「9」の項目を比較して具体的な検討を進めていきますが、当サイトとして着目すべきポイントを挙げると、「3.月額利用料金」「4.スマホセット割引」の2ポイントが重要と考えます。

インターネット回線の契約期間は2年以上の複数年利用する前提の契約が多くなっています。このことを考慮すると、費用面で一番インパクトが出るのは「4.スマホセット割引」になるので、ご自身の契約しているスマホ回線を軸にインターネット回線選びをするのが原則になります。そして、毎月支払うことになる「3.月額利用料金」が費用のベースとなるのです。

「キャッシュバック」料金を目玉にして販売するプロバイダや代理店も多くありますが、この「キャッシュバック」は適用条件をよく確認してください。キャッシュバック金額だけを見ての回線選びはNGです。不要なオプション契約が条件になっていたり、キャッシュバックされるタイミングをしっかりと確認するようにしてください。

ポイント(1) サービス提供エリア

日本地図

サービス提供エリアは、インターネットを使う場所が対象エリアになっていることが大前提なので、必ず事前に確認が必要です。固定回線(光回線)モバイル回線で、確認内容が違ってきます。

固定回線(光回線)

固定回線では、光回線事業者によりサービス提供エリアが決まっています。代表的な3つの光回線事業者のサービス提供エリアは以下の通りです。

各光回線事業者のサービス提供エリア

  1. 光コラボレーション(NTT系)・・・エリアは最も広く、全国に渡る。
  2. auひかり(KDDI系)・・・集合住宅は、提供エリアが広いが、戸建てでは、中部・関西・沖縄などで一部サービス提供していないエリアがある。
  3. NURO光(SONY系)・・・関東・東海・関西・九州・北海道が対象エリアとなる。

サービス提供エリアは、執筆時点のものである点は、ご了承ください。

なお、マンションなどの集合住宅では、サービス提供エリアであっても、住居設備により導入できないケースもあります。サービス提供エリアを調べる時に、お住いのマンションなどが対応しているか確認できる場合もあるので、まずは対象エリアを確認してみよう。

各事業者のサービス提供エリアの調べ方などは、以下の記事を参考にしてください。


モバイル回線

モバイル回線のサービス提供エリアは、以下の2種類のモバイル回線のエリアを確認します。

  1. 4G(5G)
    主にスマホを契約するキャリアである「NTTドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」などの回線のサービス提供エリアを確認します。5Gは、サービスが始まったばかりで、現在は使えるエリアは限られていますが、今後サービス対象エリアが拡大していきます。現在主流の4Gのサービス提供エリアは、日本全国に広がっており、サービス未提供エリアは、ほぼ無いと考えて良いと思いますが、建物の中などでは圏外になったり電波が弱い場合もあるため、自宅での利用を考えている場合は電波状況を確認しておいた方が安心です。
  2. WiMAX
    4Gよりも高速通信ができるエリアが多いWiMAXですが、使用している電波の特性上、建物の中や地下など基地局との間に障害物があると、電波が届きにくい特性があります。 基地局の数を増やしてきたこともあり、サービス提供エリアは随分拡大しましたが、地方や郊外では、サービス未提供エリアもあります。 この弱点を補うため、WiMAXにはauの4G回線を利用するオプションが用意されているので、利用シーンによっては、このオプションを活用することも検討してください。
    ただし、このオプションで使用した通信については、通信容量制限の対象になる点は注意してください



ポイント(2)通信速度・通信量制限

通信速度

通信速度

光回線なら、「1Gbps」が標準的な通信速度と考えてください。ただし、マンションタイプと呼ばれる回線は100Mbps~となる場合もあり、加入するプランやマンションの設備により最大通信速度が変わってくる点は覚えておいてください。

モバイル回線は、4G回線なら「70~100Mbps」程度WiMAX回線なら「110~440Mbps」程度となります。

光回線もモバイル回線も、ここで記載した通信速度は、理論上の最大通信速度であり、実際の通信速度は、環境や時間帯などにより大きく変わりますが、理論上の最大通信速度は基本的に出ない、と考えてください。

ちなみに、比較的高速な通信速度が求められる動画コンテンツでも、以下の実質通信速度があれば問題無いので、光回線では通信速度が問題になることは、ほぼ無いと考えてOKですね。

【動画閲覧に推奨される通信速度】
4K動画/20Mbps
HD1080p動画/5Mbps
HD720p動画/2.5Mbps

通信量制限

通信量制限

光回線は、2段階の通信量を設定しているプランも一部ありますが、基本的には通信量無制限と考えてください。

ですので、自宅で動画配信サービスを楽しんだり、複数人数でインターネット回線を利用する場合は、光回線を使うことがオススメです。

一方のモバイル回線は、原則、通信量制限があると考えてください。

4G回線では、使用する月間通信量に応じた複数のプランが提供されることが一般的です。契約通信量を超えると、通信速度が128Kbpsに制限されることになるキャリアが多いです。

WiMAX回線は、月間通信量は無制限ですが、3日間で10GBを超える通信量が発生した場合は、翌日夜間の通信速度が1Mbpsに制限されることになります。

そして、最近増えてきたクラウドWi-Fiは、3大キャリアの回線を使えて、通信量無制限を売りにする事業者が多いですね。注意点としては、「著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信」をした場合は、通信速度制限する場合がある、という条件が付いている点は知っておいてください。
クラウドWi-Fiについては、こちらの記事でも取り上げているので、気になる方はチェックしてください。

ポイント(3)月額利用料金

料金

どのインターネット回線にも「月額利用料金」が設定されています。

この月額利用料金から、次項以降の各種割引・費用を差し引いて、「実質」月額料金として比較することになります。

インターネット回線は、複数年契約が条件になっている場合が多いので、この「月額利用料金」は、回線選びにおいて、とても大切なポイントとなります。

キャッシュバック料金などに目が行きがちになりますが、回線選びのベースは「月額利用料金」となります。

ポイント(4)スマホ回線セット割引

スマホセット割引

契約しているスマホ回線とセットで契約することにより割引となる「スマホセット割引」を提供している事業者が多いです。他の割引は一時的なものであるのに対して、このスマホ回線セット割引は永続的に適用されるので、回線選びでは非常に重要なポイントとなります。

前項の月額利用料金同様、インターネット回線は複数年契約が条件になる場合が多いため、永続的に適用されるスマホ回線セット割引に目を向けるようにしよう

ちなみに、スマホ回線以外にも、電気事業者やガス事業者とのセット割引が設定されることもあります。

ポイント(5)端末費用

ルーター

光回線の場合は、光回線終端装置(ONU)と呼ぶ機器が必要で、回線事業者やプロバイダから無料レンタルされるケースが多いです。加えて、Wi-Fiルータープレゼントを特典とする事業者も多いです。

モバイル回線の場合は、ホームルーター機器やモバイルルーター機器をレンタル型買取型、いずれかに設定されている場合が多いです。複数年契約を条件に、端末費用を無料としている場合が多いです。

複数年契約の場合、途中解約すると端末費用を請求される場合もあるため、契約前に確認するようにしてください。

ポイント(6)工事費用

回線工事

光回線を契約する時は、工事費用が原則発生しますが、複数年契約を条件に工事費用を月額利用料金から割り引いて、実質工事費用無料としている事業者が多いです。

注意点としては、事前に決められた契約期間前に回線を解約すると、解約違約金に加えて工事費用の残債額も一括請求されることが多いです。

ポイント(7)解約違約金

違約金

インターネット回線契約は、原則として複数年契約を条件に各種費用の割引や免除が設定されています。

契約時に定められた契約期間満了前に解約をすると解約違約金が発生するのはもちろんですが、契約期間を満了しても、「契約更新月」が設定されており、その更新月を超えてから解約をすると解約違約金が発生する契約も多いので、解約するタイミングには注意するようにしましょう。

ポイント(8)契約事務手数料

回線契約時に発生する契約事務手数料として、3,000円を設定する事業者が多いですね。

ポイント(9)キャッシュバック

キャッシュバック

キャッシュバック金額を派手にプロモーションする事業者も多いですが、その適用条件は、しっかりと確認するようにしましょう。

特定のオプションサービスの加入が条件になっていたり、キャッシュバック受取手続き期間が定められており、期間中に契約者からキャッシュバック申請を行わないと適用されない場合が多い点は要注意です。

キャッシュバックを上手く利用すれば、オトクに費用を抑えることができるので、回線選びのひとつのポイントになりますが、適用条件をしっかりと確認することを忘れないでください。

キャッシュバック金額も、時期により変動があったりもしますので、回線選びでは、「キャッシュバック有りき」で検討するのではなく、「貰えればラッキー」くらいの位置づけで考えておく方が良いと思います。

まとめ インターネット回線選び ~9つのポイント~

インターネット回線選びで着目すべき9つのポイントについて解説しました。

解説した9つのポイントは、どれも確認すべきポイントになりますが、特に重要視してほしいのは「3.月額利用料金」「4.スマホセット割引」となります。

その理由は、インターネット回線は複数年契約が条件になる場合が多いので、毎月の固定費を抑えることがトータル費用面でインパクトがあるからです。

この視点をベースに、キャッシュバックや工事費用などの要素を考慮して回線選びをするようにしましょう。

当サイト「便利モノ チャンネル ネット回線部」でも、この視点でオススメ回線を紹介するようにしております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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